【野菜ソムリエプロレビュー】01:砂糖との違いは?
本当に健康を気にする方へのプレミアムな甘み粉「菜糖さん」。実際、「どんな味?」「使い勝手は?」気になることだらけですよね。今回は、野菜ソムリエプロで二児の母である古金陽子さんに、菜糖さんを実際に使った感想を伺ってきました。
<目次>
【第1話】 砂糖との違いは?【第2話】 野菜嫌いなお子様におすすめメニュー
【第3話】 食で大切にしたいこと
* * * * *
【第1話】 砂糖との違いは?
──今日は、お時間をいただき、ありがとうございます。
早速なのですが、古金さんが実際に菜糖さんを使ってみて、砂糖と比べて見た目や味、使い勝手などはいかがしたか?
古金さん
「最初にそのまま舐めてみたんです。ちょっと野菜の皮の苦味、風味みたいなものを感じました。」
──野菜の苦味、風味。
古金さん
「はい、その時はすごく甘いって感じではなかったのですが、お料理に使うとしっかり甘みがありました。
なので、いつもの感覚で使うと『ああ、甘くなりすぎた』みたいなことはあるかなと。
自分がいつも使っているお砂糖の感覚よりは、少しずつ調整したほうが好みの味に近づくのかな~と思います。」
──少しずつ入れるのがポイントですね。
古金さん
「そうですね。
あとは、肉じゃがとか作った時って、普通のお砂糖だと冷めた時に味が薄く感じることがあると思うんです。
菜糖さんは、冷めてもちゃんと甘いです。
なので、お弁当とかに使うときは、ちょっと甘さ薄いかな~くらいの味付けの方が、ちょうどいいかなと思います。」
──ふむふむ。
古金さん
「最初の味見ですぐ感じるというよりは、味が馴染んでから感じるので、そこらへんは慣れが必要かな~ってという印象ですね。」
──そうですね。
普通のお砂糖って口に入れた瞬間甘さがくると思うんですけど。菜糖さんは植物の甘みを使っているので、ゆっくり甘みを感じる設計になっているんですよ。
古金さん
「うん、うん、そんな感じですね。
最初に入れすぎない方がいいと思います。」
──色については、いかがでしたか?
古金さん
「最初、お野菜と植物でつくったと聞いていたので、もうちょっと茶色いものをイメージしていました。思ったよりも白っぽかったですね。」
(左)上白糖 (中央)菜糖さん (右)きび砂糖
古金さん
「でも、ピクルス作ったときは、ちょっと液がきび糖を使ったくらいの茶色っぽい色味になったんで。
成分としては上白糖とは違うんだなと感じました。」
古金さん
「でも色は、気にならない程度だと思います。
野菜からもけっこう色が出るので問題ないと思いますよ。」
──これはいいなと思った点。
逆にこれは向いていないな…と感じられた点があれば、正直に教えていただけると嬉しいんですが…(汗)
古金さん
「ふふ、そうですね(笑)
料理に使ったら、特にお砂糖と量の違い以外は、特に違いは感じなかったです。
お菓子のスポンジに関しては、しっとり感がなくパサついちゃって。でも、豆乳とか使ったらいけるんじゃないかなと。ちょっと試してみようかなと思っています。」
──お水とか、牛乳とは違うんですか?
古金さん
「はい、豆乳だとしっとりしますね。豆乳ってスポンジとかパンをしっとりさせるんですよね。
どれくらい増やすかのバランスは大事だと思うんですけど、しっとりするんじゃないかな。」
古金さん
「サクサク系のクッキーとは、とっても相性がよかったです。サクサクというか、ホロホロというか。粉糖に近い感覚ですかね。」
古金さん
「焼き菓子となると、甘みを結構感じるので、菜糖さんならかなり少ない量で作れるんじゃないですかね。おやつとか作ると、砂糖の量にちょっとビックリしますもんね。」
──そ、そうなんです。この砂糖、袋全部入れるの?…みたいな。
古金さん
「本当に。結構、菜糖さんはふわふわとした粉末なので、グラム数よりは多く見えるかもですけど。
見た目でも少ないと何か安心しますよね。」
<目次>
【第1話】 砂糖との違いは?【第2話】 野菜嫌いなお子様におすすめメニュー
【第3話】 食で大切にしたいこと
<古金陽子>
野菜ソムリエプロ・グラフィックデザイナー
デザイン事務所での経験を経て、フリーランスに転身。二児の母でもあり、「食が暮らしをデザインする」の考えをもと、野菜ソムリエプロ、レシピ作家としても活躍。